「あはは、やっぱり男子なんて
かっこつけてるだけで、実際は大したことないのよね笑」
真壁くんが完全に屈服宣言したことで、くすぐりの手はいったん止まりました。しかし桃ちゃんの取り巻きの女の子たちはどんどん調子付きました。真壁くんはまだ濡れたズボンを履いたまま、ただその場で無気力に座っているだけでした。
「ねえ、芽衣、あんたもそう思うでしょ?」
「………….え…..は?」
突然、話を振られて思わずビクっとする私。あまりの時間が経過して、なぜまだ私がこの場にいるのか、自分でもわからなくなるほどでした。
「真壁くんの姿みて、どう思った?笑
正直にいってごらん?」
桃ちゃんがにこやかにいいました。
「….そ、それは….」さすがに私は口籠りました。いくら何でも私を助けにきてくれた真壁くんに、私がひどい言葉を投げかけるのは良心が痛みます。しかし桃ちゃんは目の奥が笑っていませんでした。桃ちゃんは私の耳元でこういいました。「桃ちゃんは私たちの味方だよね? …それとも、この男子に味方して同じ目にあいたいかな?」
私は震えました。お漏らしするまでこちょこちょされるなんて…!そんなの絶対にいやだ!正直、そう思いました。真壁君には申し訳ないけど…。桃ちゃんは私にひそひそと耳打ちしました。「正直な感想を言ってあげてね? 遠慮したら許さないから」
「….す….すっごく…かっこわるいと思いました….。
….こ、こちょこちょされて…まさかお漏らしまでするなんて….見てて恥ずかったです……ごめんなさい….」
最後のごめんなさいはほとんど消え入るような小さい声でした。女の子たちはゲラゲラ笑い、真壁くんはみるみる真っ赤になりました。桃ちゃんはいいました。
「さて、じゃあ約束通り、パンツ脱いであやまってもらおっかな笑」桃ちゃんは意地悪く微笑みながらいいます。「フルチンでこちょこちょの続きしてあげるね?」
今度は真壁くんは真っ青になりました。「….そ、それは許して….っ、立花さん」「だめよ」桃ちゃんはぴしゃりといいます。「もう2度と逆らわないように、ここで徹底的にお仕置きしておかなくちゃ。さて、じゃあパンツを脱がすのは….芽衣、あなたにやってもらおっかな?」
(…..え、私?) 突然の命令に私は絶望的な気持ちになりました。もちろん、真壁くんはもっと絶望的な気持ちになったと思います。「そうよ、芽衣ちゃんは私たちの仲間だもん。一緒にお仕置きしてあげなくちゃ。芽衣ちゃん、真壁くんのパンツを脱がして、こちょこちょしてあげて?」
他の女の子たちはニヤニヤしながら、真壁くんが逃げないように手足を押さえつけました。「…いうこと聞かないと…わかってるよね?」桃ちゃんは私の耳元でそういいました。私は覚悟を決めるしかありませんでした。