翌日の夜
いつものように誰もいない校舎。
その体育館だけにあかりが燈っていました。
体育館に集合したのは女子生徒たち40人ほど。
里中先生と博美先生の姿もありました。
この学校の体育館の壁ぎわには、多くの学校と同じ「助木」(ろくぼく)という体操用具があります。ほとんどの人がその正式名称を知らないものの、見たことはあるはずです。体育館に必ずある謎の木のはしご、よじ登りやぶら下がりに使う棒のような運動具です。
そこに2人の女性が並ばされて立たされていました。
1人は瞳先生。
その大きなおっぱいと肉感的なカラダ、大きなおしり、生い茂った陰毛は、見慣れた女子生徒たちにとっては、遠くから見ても瞳先生だとわかる裸でした。瞳先生は、精一杯、両手を高く真上に伸ばした格好で手首を肋木に縛られていました。口にはタオルを巻かれて喋れないようにされています。
もう1人は瞳先生の娘。今年で4年生になる女の子の葵ちゃんです。
母親と同じように裸にされて、両手をバンザイした格好で肋木に手首を縛られています。葵ちゃんは私服のままで、今の女の子らしい可愛らしいフリルのついたブラウスに、ジーンズ素材のスカートを履いています。
葵ちゃんは状況が全く飲み込めないまま、母親と同じく口にタオルを巻かれて喋れないようにされていました。
「それではただいまより、
連帯責任! 親子こちょこちょ罰ゲーム大会をはじめまーす!」
マイクを持った女子生徒の1人が、まるで運動会の催しでも始まるかのような調子でアナウンスします。
体育館の女子生徒たちから声援があがります。
1人の女子生徒がマイクを持って葵ちゃんに近づくと、優しく語りかけはじめました。
「あのね、葵ちゃん
葵ちゃんのお母さんがすっごく悪いことをしたからね、
だから罰として、皆の前ではだかんぼにしてね、
こちょこちょしてお仕置きすることになったのよ?」
「それでね、
葵ちゃんのママがした悪いことは、葵ちゃんの悪いことでもあるの。
だから葵ちゃんのママがした悪いことは、葵ちゃんも一緒に反省しなくちゃダメなの
わかるよね?」
いきなりそんなことを言われても、わかるはずがありません。
口をタオルで塞がれて喋れないかわりに、葵ちゃんは首をブンブンと横にふりました。
しかし女子生徒は、ニコニコと笑顔のまま、葵ちゃんの反応を無視して話をつづけます。
「ほら、横のママ見て?
こんなに大勢の前でパンツも履かせてもらえないの
大人なのに恥ずかしいねー?笑
体育館の女子生徒たちがドっと笑います。
でもね、これは葵ちゃんのママが悪いことしたからなの
罰って恥ずかしいものなの」
「だから葵ちゃんにもね、
今から皆の前でお洋服を脱いで、すっぽんぽんになって反省してもらいます
ふふ、恥ずかしいおっぱいも見せて反省するの。 いいわね?」
葵ちゃんは、とんでもないことをニコニコと喋りつづける女子生徒の言葉に、泣きそうになりながら、千切れるほどブンブン
と首を横に振っています。
しかし女子生徒は、「うんうん」と優しく頷いて話をつづけます。
「それからね、
私たち、皆で裸の葵ちゃんをこちょこちょするの
こちょこちょも悪いことした罰なのよ?」
「葵ちゃんの腋の下も、おなかも、おへそも、おしりも、おっぱいも
ぜーんぶ同時にこちょこちょするの
どう? くすぐったそうでしょー?笑」
「それでね、葵ちゃんに質問でーす
葵ちゃんはー、こちょこちょ得意かな?
それとも苦手かな?」
ニコニコと笑顔でそう問いかける女子生徒。
葵ちゃんは青ざめながらも、どう答えていいかわからず固まってしまいます。喋ることのできない葵ちゃんは、おそるおそる首をコクンと縦にふりました。もっとも、この場合、首を振ることがどっちを意味するのか判然としません。
すると女子生徒は、ニコニコと笑顔のまま、いきなり葵ちゃんの無防備な左側の腋の下を右手でこちょこちょしはじめました。
「….っっ!! むふーーーふっふふふうっふふふふふーーっ!!ふーーふっふふふっ!!」
いきなり腋の下をこちょこちょされて、葵ちゃんは飛び跳ねるように暴れはじめました。
どうやら親子そろって、相当こちょこちょは苦手なようです。
口をタオルで塞がれている息苦しさもあるのかもしれません。まだ片手で軽~く腋の下をこちょこちょと弄んでいるだけにも関わらず、葵ちゃんはくぐもった高い声をあげながら笑いまくり、男の子のようにカラダを元気よくばたつかせました。
もっとも葵ちゃんのカラダは、ギリギリ床に足のつま先が届くような高さで、両手を肋木に縛られているため、それほど大きく暴れることはできません。
「うふふ、あれあれ?
葵ちゃん、こちょこちょ弱いですねー?
もしかして…お姉さんに嘘ついたのかなー?」
葵ちゃんは、なおも執拗に腋の下をこちょこちょする女子生徒の指に笑い悶えながらも、必死に首を横に振ります。
そもそも、口を塞がれているのですから、「得意か?苦手か?」という質問に答えることなど不可能です。
女子生徒はニコニコしながら、こちょこちょの手を止めるといいました。
「ママと同じで悪い子だなー、
悪い子には恥ずかしいお仕置きです」
そういって葵ちゃんのズボンとパンツに手をかけました。
必死に嫌がって葵ちゃんを無視し、女子生徒は葵ちゃんのジーンズとパンツを、アソコが見えそうなギリギリのところまで下げてしまいました。
可愛らしい女の子のツルツルの恥丘とお股のラインが丸出しになります。
あと僅かでもパンツを下げられたら、恥ずかしい割れ目まで丸出しになる中途半端な格好です。
ギャラリーの女子生徒たちから、笑い声や「やだ、恥ずかしーい」といったからかい声が飛び交います。
「ちょっと! 葵ちゃん! おま〇こ見えちゃうってば!」
「だめよ、隠して! 早くパンツあげてあげて!」
そういって、女子生徒たちは、自分では何もできない葵ちゃんをからかいます。
皆の前でパンツを下げられて、笑いものにされる経験など、普通の女の子にはまずありません。
葵ちゃんは、顔を真っ赤にして目に涙を浮かべながらも、これ以上動いたら勝手にズボンやパンツがずり下がってしまう
かもしれないという恐怖から動くことができず、直立の棒立ちを余儀なくされました。
そんな健気な葵ちゃんに対し、女子生徒はいいました。
「うふふ、まだ罰は終わってないよー?
ほーら、腋の下こちょこちょこちょこちょ~」
そういって、今度は両手を葵ちゃんの左右の腋の下にあてがい、同時にこちょこちょしはじめました。
さきほどの何倍ものくすぐったさが葵ちゃんを襲います。我慢できるはずがありません。
「むふーーーふっふふふうっふふふふふーーっ!!ふーーふっふふふっ!!」
葵ちゃんは、意地悪な女子生徒による容赦のないくすぐり責めに、再びカラダをばたつかせて暴れはじめました。
女子生徒の指は、ふざけた幼稚園児向けのような喋り方とは裏腹に、しっかりと葵ちゃんの腋の下の窪みの
くすぐったいところを狙ってこちょこちょしました。それは大人の女でも半狂乱になって笑い悶えるような
繊細かつ巧みな指遣いでした。
「うふふ、どうしたの?
そんなに元気よく暴れちゃって…。
自分でパンツ脱ぎたくなったのかな?」
「お姉さんに恥ずかしい割れ目、見せたくなったんでしょー?笑
葵ちゃんはエッチな女の子だなぁ」
「ふっふーーーふふふふっ!
むふーーーふっふふふうっふふふふふーーっ!!ふーーふっふふふっ!!」
精神的に追い詰めるような、恥ずかしい言葉を投げかけながら脇の下をくすぐり続ける女子生徒。
とうとう葵ちゃんのズボンとパンツがずり下がり、女の子の割れ目が丸出しになりました。
葵ちゃんのズボンとパンツはおしりを抜けて、ストンと足首まで落ちてしまいました。
「あはは、やだ、下半身丸出しー」
「葵ちゃん、恥ずかしいねー」
「ママとお揃いの格好だねー」
周りの女子生徒たちが口々に葵ちゃんをからかいます。
下半身丸出しの格好を、年上の女子生徒たちに笑われながら、一斉に「恥ずかしい」「恥ずかしい」といわれたら、
どんな女の子でも泣きたい気持ちになるでしょう。
葵ちゃんは涙目になりながら、顔を真っ赤にして必死に内股になり、クネクネと恥ずかしそうに身体を捩ります。
しかしいくら努力したところで、両手を縛られているので、自分でパンツを上げることは一生できません。
「うふふ、
ママと同じ恥ずかしい格好になっちゃったねー?
葵ちゃん、パンツ履かせてほしい?」
葵ちゃんは必死に内股になりながら、コクコクと激しく首を縦にふって頷きます。
しかし女子生徒は、泣きそうな葵ちゃんの頭をナデナデしながらいいました。
「だーめ」
次の瞬間、女子生徒は葵ちゃんの可愛らしいフリル付きの白いブラウスの裾を摘まんで、バンザイしている葵ちゃんの顔のあたりまで服を捲りあげてしまいました。
ちょうど顔を覆い隠すぐらいのあたりまで、ブラウスを脱がせるように捲りあげ、手慣れた手つきでその位置に結び目をつくります。そして捲れたブラウスが元に戻らないようにしました。 さらに葵ちゃんが服の下に着ていたタンクトップを、力ずくで強引にめくりあげ、おっぱいの上まで捲ってしまいました。
一連の動作は流れるように早く、あまりの突然のできごとに、葵ちゃんは、一瞬、何をされたのか状況を呑み込めませんでした。
いま、葵ちゃんは自分のブラウスで顔を覆われ、何も見えない格好のまま、おっぱいも下半身もすっぽんぽんという、とてもマヌケで恥ずかしい格好にされてしまったのです。体育館の女子生徒たちからドッと笑い声が溢れます。
「あはは、なにあの格好―笑」
「葵ちゃん、おっぱい丸見えだよー、かわいそー笑」
体育館にこだまする笑い声で、自分のとっても恥ずかしくてマヌケな格好に気づいた葵ちゃん。
しばらくもがいた後、どうにもならないことがわかり、恥ずかしさのあまり泣き出してしまいました。
しかし女子生徒は、泣くことも許しませんでした。
「こーら、葵ちゃん
お仕置き中に泣いたりしちゃダメでしょ?
反省してないみたいじゃない」
そういって、また両手で葵ちゃんの腋の下をこちょこちょしはじめます。
泣いてるときにくすぐられて無理やり笑わされるのは、人間にとって屈辱的です。 笑いたい気分でもないのに、無理やり笑うことを強制させられることは、まるで人としての尊厳を否定されるような惨めな気持ちになります。
それはまだ若い葵ちゃんでも同じ気持ちでした。
「ほらほら、葵ちゃん、泣いちゃダメでちゅよ~?
ほーら、笑って笑って~こちょこちょこちょ~
あれあれー? 葵ちゃん、楽しくなってきたでちゅねー?」
葵ちゃんはもう4年生の女の子です。
それをまるで赤ちゃんをあやしつけるようにこちょこちょされ、無理やりゲラゲラと笑わされ、葵ちゃんはこの日はじめて心から「悔しい」と感じました。目の前の意地悪なお姉さんが、憎くて悔しくて仕方ありませんでした。
しかしいざお姉さんに脇の下をこちょこちょされると、口からは馬鹿みたいに笑い声が溢れてでて、口を覆うタオルをヨダレでびちゃびちゃにしました。 お母さん譲りの敏感さで、くすぐったくてくすぐったくて仕方ありませんでした。
なすすべなく、女子生徒のお姉さんの思い通りにゲラゲラ笑わされる滑稽な自分に、葵ちゃんは情けなさすら感じたのでした。